大学4年生の途中からエコ建築考房でアルバイトをする生活がスタートしたところまでお話ししました
無給でも仕事が覚えれればそれでいいんだ、という想いで初日を迎えましたが有難いことにアルバイト代をもらいながら仕事を覚えさせていただくことが出来ました
初日は8月中旬で一宮市S様邸の上棟でした
当時の上棟は二日間掛かる内容で、いきなりの肉体労働で右も左も分からずあっちに行ったりこっちに行ったり。。。そして大工さんから怒鳴られたり
今では良い思い出の一つ
大学の頃はあまり勉強せずに過ごしていましたが、勉強と実務の違いは大きく、毎日が新しいことの発見だらけ
大工さんや職人さんも勝手な思い込みで怖い人達をイメージしていましたがとても優しい方ばかり
もちろん危険なことや同じミスに対しては厳しく注意してくださいました
あの頃は社員も5人以下
近所の方もエコ建築を知らない
エコ建築に家づくりを頼む方が、周囲の方がそんな聞いたこともない会社に頼んで大丈夫?って聞かれるような会社でした
僕自身はそんなことはどうでも良くて高間さんの元で家づくりに携わりたいという気持ちが先行していました
給料も別にいくらでもいいと純粋に思ってました
自分が選んで進む道
責任は選んだ自分にある
お互いに選ぶ権利がある
小さな会社でこの先どうなるか分からないと思われても仕方が無い規模の会社
有り難いことに離れて暮らす両親もそこは何も気にしない方達だったので良かったです
小さな会社で働くことはなかなか味わえない経験が沢山ある
自分が頑張った分だけ会社の動きが変わることを実感出来ます
当時はショールームも無く小さな事務所だけ
完成見学会も準備が慣れずに全員で夜遅くまで頑張り設営していく
今みたいに女性スタッフが居ないので綺麗な飾り付けも出来ずに実験道具や大きな家具を持ち込み生活感を出そうとしていましたね✨
毎日が新しいことの繰り返しで刺激的な日々でした
アルバイト生活を半年過ごし、大学卒業後無事に正社員として採用していただきました
人生にもしもは無いと思っていますが、あの電話で断られた時に、どうしても、と頼み込んでなければアルバイトも出来ず入社も出来ず、そして今も無かったかもしれません
前向きに行動すれば必ず良い方向に迎える
過去の自分を振り返り、今の自分に伝えることが出来た気がします
続く → エコ建築考房と出会う3