とりのような形だけど、実はとりとはちょっと違います。木の種が芽吹く時、ハリプーがたまごからうまれ、木の成長に合わせて育つふしぎな木の妖精なんです。みなさんがぐるぐる想像すれば色んな木のハリプーが見えてくるかもしれません。
生まれたばかりのスギハリプーは、杉の新芽と同じようにツンツンとした葉につつまれています。
木の種が芽吹く時、ハリプーはたまごから生まれます。たまごをクチバシでつんつんとわってでてきます。
ハリプーのたまごは、木の種類によって違った模様がついています。模様はその木の新芽の形や色になっているようです。
「プープー」とか「ププププ」とか「プップカプー」など、元気にプープー鳴くハリプー。木の楽器「モクプー」を使えば、みなさんもハリプーの声マネができますよ。
みんな葉っぱをパタパタさせてとんだりはねたり遊んでいますが、とりのようにどこまでも自由にとべるわけではありません。サクラハリプーやハナノキハリプーはくるくると上手に風にのってとぶことができますが、スギハリプーやヒノキハリプーはそんなにたくさんとぶことはできないみたいです。
ハリプーのからだのもようはその木の表面によく似たもようになっています。木の種類などによって少しずつ違うようです。
ハリプーのあたまは、木の葉っぱ、花や実がついています。木の種類や季節によって色々かわるようです。
彩り豊かな大きい葉っぱはサクラハリプー。風にのって軽やかに飛ぶことができます。
背中のドングリにおべんとうを詰めて、あちらこちらにぼうけんにでかけているようです。虫やとかげなど、他の生き物とも仲良し。
ハリプーたちのたまごは、似ている様で少しずつ違いがあります。その木の新芽とよく似た模様がついて、たまごのカラの色も少しずつ違うようです。
おしゃれなヒノキハリプーの中には、小さなヒノキボックリで作ったペンダントをつけているものもいるようです。大きなヒノキボックリはもりのおみせで見つけることができますよ。
ハナノキハリプーは、3つに分かれた葉っぱを広げ、クルクル回っりながら風にのることができで、みんなの注目のまと。でも、実ははずかしがりやなので、ツンと目をそらして かおを赤くしています。
ハリプーによって好き嫌いがあるようですが、主に木の実や花の種を食べています。でも、ハリプーは妖精なので、たくさん食べる必要はないようです。
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