新型コロナウイルスの感染、予防について
多くの情報が連日報道されており、ウイルス
についての関心が高まっていると思います。
今回は、新型コロナウイルスではありません
が、木材とインフルエンザウィルスの
不活性化効果の関係についてご紹介したい
と思います。
天然に乾燥させた檜や杉は、鉄や樹脂(ポリプロピレン)と比べてインフルエンザ
ウイルスを不活性する効果が認められており、壁や手すりなど、人の手が触れる場所
に杉材や檜材を利用すると感染拡大の
抑制効果があると明記されています。
この結果から、ビニールクロスや樹脂系塗料で
塗装したフローリングを利用した室内より杉や檜を利用した室内がウイルスの
活性化を抑制しやすいのかもしれません。
そして、今回の試験で注目したい点は天然で乾燥
された木材である点です。
木材は私達の暮らしの中で一般的に利用
されていますが、その多くは人工的な
乾燥機で120℃程度の高温で強制的に
乾燥されたものが主流となります。
エコ建築考房では岐阜県を中心とし、
今回の試験でも利用された天然乾燥された
杉や乾燥温度を抑えた檜などを
利用しております。産地は異なりますが、
効果を期待させてくれるデータでは
あると思います。
今回は奈良県検証データーとなりますが、
産地、樹齢、などの影響も今後もわかれば
お知らせしていきたいと思います。
*参考元:奈良県検証結果より詳しくは
以下のデーターをご参照ください。
http://www.pref.nara.jp/secure/125932/04%20virusfukasseika.pdf
新型コロナウイルスの影響で「STAY HOME!」と言われ、益々健やかに暮らす
住まいの重要性を再認識された方も多いと
思います。エコ建築考房では住まいと
健康を科学する産学共同研究も行って
おりますので、詳しくは以下からご覧ください。
https://ecoken.co.jp/blog/research/
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