先日は6月の初旬に発売されるチルチンびと100号記念の取材に同行してきました。
1997年の創刊から20年以上も発行されている住宅雑誌は珍しいと思います。
多くの読者に愛される「住まいは生き方」をコンセプトとする住宅雑誌の記念すべき100号記念にエコ建築考房の新たな主要構造部にFSC材を利用する取組みを取材いただきました。
検討の結果、FSCがエコ建築考房の理念と合致していることが分かり新築住宅の主要構造部の木材は年内を目処に全棟FSC材に切り替えることにしました。
もちろんこれまで建てさせていただいたお客様の材料も県産材の証明がついており問題があったわけではなく、FSC材を利用することでより「環境、社会、経済」に配慮し誰かを犠牲にしていないということのお墨付きが付いたより安心で、持続可能な森林に貢献する木材を利用していくことになります。
この取組みがチルチンびとの編集長の目にとまり、社会的意義、価値があるとのことで取材いただけることに。
まずは岐阜県の東白川村のFSCの森に伺い撮影。そして少し場所を場所を変えて伐採の様子を。
伐採に協力いただいた方は30代の男性で林業の高齢化問題を聞きますが、若い方も少しづつ増えているとのことでした。
森林組合の方にもFSCの管理についてインタビューをして、FSC特有の管理について色々聞かせていただきました。
動植物への影響,作業する方の作業服は国連の安全装備の基準、作業者の休みの確保など多岐にわたる管理項目あるとのことです。
市場で材料の仕分けをされている方にも作業の合間にインタビュー。
そして東白川製材組合さんの工程も
梁や桁の杉の天然乾燥材の乾燥場所も取材。
この場所はエコ建築専用の保管場所とのことで1年3か月自然に乾燥いただいています。
製材された木材は後藤木材さんという岐阜の老舗の材木屋さんに運ばれます。
プレカット工場でも撮影とインタビュー
チルチンびと編集長淡。
「東白川村の人々はみんな幸せそうで、日本のブータンだな。(ブータンは世界で一番国民の幸福度が高い国だといわれています。)地域の人が仲が良く、助け合い、みんな幸せそうだ!」という話もあり私も同感でした。
今回2日間、100号記念号の取材に同行し、木材の仕入れ先の皆様の素敵な人柄、いい材料、幸せな人々の暮らしのある地域、工場などの良さを再認識できるいい機会でした。東白川村の皆様、後藤木材さん、チルチンびとを発行する風土社の関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
日本のブータンのような人々の暮らす東白川村にも是非お立ち寄りください。
https://www.vill.higashishirakawa.gifu.jp/
ゴールデンウィークにオープンする春日井市のナゴヤハウジングセンター内の春日井の家がFSC材利用1棟目となり、公的な認証も取得する予定です。
今回の内容について詳しくは6月に発売されるチルチンびと100号記念号を是非ご確認ください。
全国の書店で発売される予定です。
詳しくFSCについて知りたい方はこちらを参照ください。
インドネシアの熱帯雨林の伐採と生態系について
https://www.wwf.or.jp/activities/news/193.html
FROM SK